| 石鹸おばさんのトキドキ日記 |
| 2003年10月5日(日) 覚書5 |
| 忙しい毎日の中、空を見上げると・・秋の青空・・・ 会社はわからない事だらけの中でも何とか動いている。。。 朝は5時に目がさめる・・ お線香をあげて、洗濯をし、片付けを済ませて、7時までには出勤する。 事務所の掃除をし、会社の周りの掃き掃除をする。 専務が出勤し、中の仕上げの人が来るまでに麦茶を沸かし、、、 PCの前に座る。 彼の住所録、、友人や親戚、主に取引先の住所録をPCに入力するために・・ この一連のの作業をするために今までPCを習ったような気がする・・・ 水曜日には私の弟が事務処理のソフトを立ち上げてくれたので、それも練習する。 覚えなければならない事が山積み・・・ その間にも、銀行や法務局に足を運ぶ・・ 彼が亡くなってからの初めの7〜10日は今考えると夢の中の出来事のような気がする・・・ 10日目にやっと何事にも冷静に対処出来るようになった・・・ 息子達は休みのたびに今治に帰ってくる。。 その間だけはご飯を作り、母でいられる・・ 朝がくると「頑張らねば!、大丈夫!やって行ける!」と思える・・ 夕方が近づくと「いいのだろうか?これで間違ってはいないのか?」と、不安になる・・ そんなことは言ってられない!頑張って続けよう・・・ 今日は休み。。。事務所に行かないで一日家に居よう・・・ |
| 2003年10月10日(金) 覚書6 |
| 「皆さんにとって、生まれて始めての激動の一ヶ月でしたね」 税理士さんがつぶやいた・・・・ 今日は彼の祥月命日・・・ 生まれてはじめてのことばかりの一ヶ月。。。。 会社の横印が私の名前に変わり、代表者の名前にとまどい。。。 書類の山にめまいさえおぼえ。。。 取引先のお客様に数え切れないほど頭を下げて挨拶し。。。 小切手や手形を切り。。。 一日があっ!というまに過ぎ。。。 一週間が夢のように過ぎ。。。 そして・・・一ヶ月がたった。。。 家の庭には彼が暑い盛りにカットした金木犀の花が香りはじめた・・・ 一枝祭壇に飾ろう。。。 いつも一緒に居なかったせいか、会社に追われているせいか、寂しい、と言う感覚はない。。 未だに彼の死を知らない人から電話がある、、、 テープレコーダーのように彼の入院からお葬式までを話す。。。 今日は彼の新しい家である、お仏壇が届く。。。。 こうやって段々に悲しみが薄れていくのだろうか・・・ |
| 2003年10月14日(火) 覚書7 |
| 病院の廊下は暑くて、何度も汗をぬぐったのに、、、 今は小雨が降って肌寒く・・・もう・・完全に秋・・・ 少し早い目の四十九日が終わり、気分的にヤレヤレと思ったせいか・・・ 疲れがどーーーっ!と押し寄せた。。。。はぁ〜。。。。 人間の本性はこんなときに現れる、というのは、、、、本当だった・・・ 彼の実の兄夫婦が法要のあとに、彼の実の姉夫婦に私の悪口をかなり言ったそうで・・ それを言って何になるのか、私には理解しがたいが・・ 言われて気分のいいものではなく・・・ 人が悲しみ、疲れているときに、いったい彼らは私にどーしろと言いたいのだろうか?? 保険金の額まで私の周りに探りをいれる・・・ おまわりさんの下の息子が私のへこんでるのを見て言った・・ 「証言の裏を取って、名誉毀損で訴えてやりぃ〜」 ん〜ん・・・・ 上の息子は・・ 「僕らが保険金の額を言わないから、嫌がらせよー」 ん〜ん・・・ 兄夫婦には「人の不幸は蜜の味」なのだろうか・・・・ 疲れた・・・ |
| 2003年10月16日(木) 覚書8 |
| 私の下の息子と同い年の住職が言った。 「亡くなった人の思い出話をする時、その魂は肉体を持ちます、、皆さんで精一杯思い出を語ってあげてください」 朝の温度があがらない時間に、仕上げの女性と話をする。。。 「こんなに寒い朝は社長は必ずストーブをつけてたよねー」 「みんなが半そでになっても、長袖、ジャンパーが離せない人だったねー」 彼の魂は肉体を持つ・・・ まるで、どこかにちょっと出かけているかのように・・・ その辺から、、「ん??わしのことかぁー?」と現れてきそうで・・・ 取引先からの電話・・・ 「奥さん頑張ってくださいね、できるだけ応援しますからね」 ありがたい・・・今月はこのまま行けばなんとかクリアしそうだ。。 商売は大博打、、こんな言葉を聞いたことがある、、まさに!そのとおりだ・・・ 専務が言った。。。 「倉庫が空になりそうです、、買い込みをします」 資金繰りをしなければ・・・ わからない、やったことがない、では済まない。。。。 今日は秋晴れのいい天気・・・・ 彼が生きていたらもうストーブの掃除をはじめたかもしれない・・・ そちらは、何時もいい具合の季節ですか?・・・・・ |
| 2003年10月26日(日) 覚書9 |
| 何時もの彼のお気に入りの場所の出窓に新しい小さな家具調のお仏壇。。。 その前にローチェストを置いて花やお供え物お線香などなど・・・・ チェストの端っこににこやかな彼の写真・・・・ そちらはどーですか? 楽しい? 何時もの苦虫を噛み潰したような顔はしてないでしょうねー? きっとこの写真のような何とも嬉しそうな顔をしてるんでしょうね・・・ 未だに彼の死を知らない人から電話がある、、、 喪中のはがきを出せばもっと増えるんだろうね。。。 彼の同級生の人達が会社を時々訪れる・・・ 彼の、私の知らない一面を話してくれる・・・ そして最後に私に言う。。。 「頑張れよ、しんどいやろうけど、、、また見にくるけんの」 ありがたい。。。。 彼の親戚の法事があった、、 上の息子が彼の代わりに出席した、、、 誰ひとりとして、お母さんは大丈夫?と聞いた人がなかったそうな・・・ そーいうもんなんやろーねー・・・・ 私に血の繋がりはないものねー・・・ |